So-net無料ブログ作成

安川如風が描く彩色の世界  天地游々(京都) [業界短信]

天地游々という雄大な遊び心に満ちあふれた社名が誕生したのは今秋のこと。天地游々を率いるのは宮絵師の安川如風氏。京の職人が御寺院様と直接対話しながら仏具荘厳は勿論のこと彩色荘厳、絵画荘厳、そして建築などを提供して行きたいという願いの下に設立された。
 安川氏は元々仏画や日本画を描いたり、社寺の彩色を手掛けてきた職人だ。その工房で行われている仕事の範疇は極めて広い。
 例えば絵伝がある。絵伝は宗祖や高僧の物語、あるいは寺の由来であったりするが、安川氏が率いる工房は、宗祖の生涯を読み込み、宗祖ばかりではなく、その時代を生きた人々の息づかいまでを再現してきた。それは宗教画であると同時に、時代考証に基づいた時代絵巻となる。
 全体を観る、全体を理解する、全体を構成するという作業は絵伝に限ったことではない。
 寺院の歴史と文化を観る、ご住職と檀家様の考えを理解する、その上で寺院荘厳を行うという作業は、やはり工房の能力なり個性に拠るところが大きい。
 安川氏は京都の美術系高校である日吉ヶ丘高校を卒業後、東京の武蔵野美術大学に進学し日本画を専攻。
 卒業後、一九七四年川面美術研究所に入所。一九七七年に独立。一九八七年に宮絵師安川を設立し現在に至っているが、重要文化財の修復までを手掛ける、京都を代表する絵師として活躍してきた。現在は高田派本山絵所頭、そして今秋、京の名工に認定された。
 天地游々の設立により、安川氏は絵師という仕事を一歩踏み出すことになる。それは「京都の職人として、レベルの高い仕事を、お寺様にお届けしたい」という願いによるものだ。発注する側からすれば「京都の一流職人がウチのお寺の仕事を手掛けてくれる」という誇りを持つことが、最大の魅力となる。
 また、天地游々では寺院全体のプロデュースも手掛ける。建築と内陣の構成、そして仏具のデザイン、天井画、襖絵、堂内外の彩色。寺族の方々はもとよりのこと、お施主様の誇りを満たす仕事がそこに実現する。
 安川氏が製作した『こころの塗り絵』はお寺様と檀家様・信者様をつなぐツールとして好評。お檀家様の集まりの際に美しい仏画を簡単に塗り絵として仕上げることができる一冊。

yasukwa.jpg

宗教工芸新聞2008年12月号(臨時増刊号)掲載
小社HP「仏壇店に行ってみよう」
http://www.butsudan.kogeisha.com

nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

彼を知る者です

彼は、職人で はなく、志ある若者を食いものにした利益追従の安っぽい事業家だと思います。

by 彼を知る者です (2012-09-27 09:13) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

メッセージを送る